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ワーママが適応障害から復職して作った「鉄の掟」5か条

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私は仕事が原因で適応障害を発症し、約3年にわたって心療内科に通院。その後回復して今は元気に楽しく生活しています。

不安と抑うつ症状にどっぷり浸かった地獄の日々を過ごした後、いったん回復して復職しましたが1年経過して再発。2度目の休職に入りました。

休職中の過ごし方 アイキャッチ
適応障害で休職中の過ごし方 カウンセリング金言から考えてみる

!本サイトはプロモーション・広告を含んでいます。 適応障害の治療目的で約3年にわたって心療内科に通院していた私は、当時医師の診察以外に「カウンセリング」を受けていました。 メンタル疾患は、薬を飲んで治 ...

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結果的に再発したものの、復職して1年は何の問題もなく働けていたのも事実。成功体験として自分の中に残っています。

ぴょん吉
よく頑張った!

成功したワケは、休職を経て考え出した「鉄の掟」があったからだと思っています。

なぜ適応障害になったのかを振り返ったとき、自分の今までの働き方や物事の考え方を少し変えていかないと難しいと思いました。

そこで私は、仕事をする上での新しいやり方・基準をひっさげて復職したわけです。惜しくも期間限定となりましたが、実際のところ1年ももったので正解だったと思っています。

今回の記事では、適応障害から復職したワーママの私が作った「鉄の掟5か条」をご紹介します!

その1 【自分の変化を見逃さない】

鉄の掟 見逃さない

まずは自分をよく見ること

これが今までで一番できていなかったことでした。

ぴょん吉
体の疲れというより、こころの動きをできるだけ丁寧に見るようにします。

大きなポイントは、不安や焦りなどネガティブな感情だけでなく、仕事が上手くできたときの喜びや達成感などポジティブな感情もちゃんと受け止めてあげること

「社会人である以上、成果を上げるのは当たり前。この程度の成功だけではまだまだ足りない。もっと頑張らなきゃ・・。」

ぴょん吉
自分を認めてあげずに追い込むだけの生活はやめるべきです。

病気になったからこそ分かったことですが、もう生きているだけでも本当にすごいんだから。

テンション上がっちゃった時も要注意

一方で、あまりに喜びすぎたり高揚感がハンパないようだと調子に乗りすぎている場合もあります。

例えば、昨日よりもスムーズに人と話せたときや、最後まで頓服薬なしで普通に働けたときなど。達成感がすごくて、テンションがぐわっと上がって嬉しくなっちゃうときがあります。

が、調子こいて下手に勢いづいて突っ走ると、絶対に盛大にコケます。

ぴょん吉
コケた私が言うんだから間違いない!

そういう意味でも、こころの波に見て見ぬ振りせずに気づいてあげることは大切。

上手くできたのは私が頑張ったから。偉かったね・・と静かに受け止めるように心がけていました。

その2 【定時で上がるために仕事を調整】

鉄の掟 定時

残業できるのは「健康の証」

仕事の目的はただ一つ。定時で上がることです。

残業というものは、心身ともに健康な人だから成り立つもの。メンタルが削れちゃっている状態でやるものではありません。

ぴょん吉
そのくらい割り切らないとやっていけないわ!

ただ、仕事量や部署としてやることは今までと変わりませんので、何もかもほったらかしで帰るわけにもいきません。

そこで大事になるのが「今日やる仕事」「明日でいい仕事」「そのうちやればいい仕事」に容赦なく振り分けることです。

目の前のタスクは、必ずしも「絶対に今」やらなくてはいけないタスクばかりではありません。

そもそも、世の中「絶対」なんてないのです。

その日のうちに終わらせないといけない日常業務以外は、意外と後回しでもいいものも多いハズ。頭の中の仕事を落ち着いて整理することが重要です。

最初にやるのは「タスクの整理・振り分け」

私が適応障害から復職して作った「鉄の掟」5か条

頭の中がごちゃごちゃして整理できない場合には、しっかり時間を取って整理するといいでしょう。

タスクは他の人にも見えるようにする

私がよくやったのは、部署内で共有できるPCファイルにタスクを書き出して保存しておくことです。

そうすれば、他の人も私が抱えている仕事や今後やろうとしている仕事を見られるようになります

自分の仕事だけを書くのが気が引けるときは、部署全体でこれから取り組むこと・・みたいな題名にして、部署全体の課題であることにしてしまえば支障ありません

そうすると、時間が空いた人が声をかけてきて手伝ってくれたり、後回しにしてもいい案件を教えてくれたりします。人の手を借りやすくなるわけですね。

みんなでやっても終わらないのは異常

私が適応障害から復職して作った「鉄の掟」5か条

それでも定時で上がれない・やりきれないほど仕事がある場合は、明らかに自分若しくは職場全体でキャパシティーオーバーになっているということです。

そうなってくると、もう平社員の仕事ではありません。

削れる仕事がないか、人員の補充ができないかなどの調整が必要な場合があり、それは管理職たる上司の仕事

ぴょん吉
そこまで背負ってあげる義理はありません。

そういう調整ができない上司であれば、せいぜいそこまでの力量ということ。過度な期待はまるめてポイしましょう。

とにかく定時で上がるには、自分の業務の振り分けと周りの協力が必要ということですね。

その3 【一人で仕事を抱えない】

鉄の掟 抱え込まない

「自分にしか分からない仕事」を一つでも減らす

私には仕事を抱え込むクセがありました。人に頼るのが下手くそだったのと、教えるのがめんどくさかったのが原因です。

でも、そのクセが病気の一つの原因であったことも否定できません。復職後はそれを改めることにしました。

前述の共有ファイルで業務を開示するのも一つの手段。

また、周りの人に今の業務の進捗状況を伝えるクセをつけました

とはいえ、報告義務もない相手にいきなり「ここまでやりました!」と宣言しようものなら、「なんだコイツ?」と思われてしまいますよね。

ぴょん吉
恥ずかしすぎて、それで翌日休みそうです(笑)。

さりげなく進捗状況をアピールする話術

私が適応障害から復職して作った「鉄の掟」5か条

例えば、先輩に声をかけてこう言います。

「今〇〇の案件をやっているんですけど、このパワポの内容までは終わったんです。でも、〇〇のここのページの言い回しが上手く行かなくて・・。何かいい案ありませんかね?これが終わったら△△の案件の方に移ろうと思うんですけど」

これなら相談にかっこつけて「今の仕事」「次の仕事」の両方を相手に伝えられます。しかも先輩に相談して頼っているので印象も流れもおかしくない。

打算的に思えるでしょうが、実際に人の意見を取り入れるのは大事だし、とにかく自然に周りに知ってもらうにはこの方法が自分の気持ち的に負担が少なかったんです。

単に「できません!」といって仕事を投げるよりは、周りの印象も悪くなりにくいでしょうしね。

「ここまで気を遣うの?」と不安になる方もいると思います。ただ、「私にとっては」これがベストでした。

ポイントは、他ならない「自分自身」が楽な方法を見つけるということに尽きます。こればっかりは、自分でいろいろと試してみる必要がありますね。

その4 【最初に「ここまでしかやりません」とラインを引く】

鉄の掟 断る

病気以前の自分とは違うことを自覚する

ただ、復職後は特に物事の処理能力が衰えています。今までと同じペース・クオリティで完遂できるかは不透明です。

なので、受けるときに一言断りを入れます。

  • 少し時間がかかると思いますけど、大丈夫ですか?
  • 来週中(今月中)なら何とかなると思いますけど、間に合いますか?
  • 今〇〇の仕事がやってて。どっちを優先的に終わらせたほうがいいでしょうか?

最初から言い訳しちゃうわけですね。最高にかっこ悪いですが仕方ありません。

明確なラインはお互いのためになる

ホイホイ受けてしまって土壇場でできなくなった方が職場にも痛手だし、その後の自分の評価・印象にも悪影響です。自分の精神衛生上も良くないでしょう。

あらかじめラインを引くのは自分のためだけではありません。休職・復職を受け入れてくれた職場のためでもあるんです。

勇気がいる交渉術ですが、身につけておいて損はないと思います。

その5 【「ヤバい」と思ったらすぐ席を立つ・休む】

鉄の掟 廊下

こころがザワついたら席を立つ

ぴょん吉
これ大事。めっちゃ大事。

何も有休使って休みましょうってわけではありません(本当にきつかったら使いましょうね)。

私は仕事中に何となくおかしいな・・と思ったら、用事があるふりして事務室から出ていました。

消耗品の確認だの、総務課に行くだの、理由はいろいろ捏造できます(笑)。

ぴょん吉
それらしくファイルとボールペンなんか持っていけば完璧です。

少しでも目の前の仕事から離れて歩くだけでも気分が変わります。行きたくなくてもトイレに行くだけでもちょっとリセットできますよ。

ぴょん吉
実はコレ、先にメンタル疾患で休職していた後輩が教えてくれたんです。

復職してすぐの時期は不安しかない。手持ち無沙汰でオドオドしている私の気持ちが、彼には痛いほど分かったのでしょう。事あるごとに声をかけてくれ、無理のない仕事を教えてくれ、一緒にいてくれました。

とても優しい子です。彼は異動してしまってもういませんが、新天地でも頑張ってくれることを祈っています。

いつ来るか分からない「不安の波」に備える

私が適応障害から復職して作った「鉄の掟」5か条

大きな波が来てしまったときはどうしようもないけど、小さな波はほんの少し手を止めて流してあげれば何とかなります。

机に向かって「どうしよう・・」と不安と戦うくらいなら、いったん落ち着かせるために場所を変えましょう。

それはあなたのタイミングでOK。周りが指図できることではないのです。

病気になる以前にも、何となくやる気が起きない日・妙に頑張れちゃう日があり、誰しもそれなりに日々の違いはあります。

でも、メンタル疾患を持つ人にはその「こころのゆらぎ」そのものが致命的になることも多いはず。今まで以上に敏感に感じ取ってしまう人も多いでしょう。

それは生きている限り避けられないし、うまく付き合っていくしかありません。

ぴょん吉
必ず波は来る。その時にどう力を逃してやるのか。

この方法を自分の環境に合わせて考え、用意しておくことをオススメします。

まとめ

私が適応障害から復職して作った「鉄の掟」5か条

同じ職場に復職する場合、部署異動や上司の交代など大きな変化がなければ、病気を発症した環境と同じところに戻っていくことになります。

周りはそう簡単に変わりません。また、自分の生き方や価値観、物事の捉え方もそう簡単には修正できません。

「職場は仕事をするだけの場所である」と割り切って、仕事に対する新しいスタンスを作り上げていくしかないと思われます。

なかなか大変な作業ではありますが、長くその職場で働きたいと思うならやってみる価値はあります。

また、他の職場に移るにしても、病気以前と全く同じ働き方では再発させるリスクも上がるでしょう。

これを機に、自分自身にものさしを当てた働き方を考えてみてはいかがでしょうか?

  • この記事を書いた人

ぴょん吉

管理栄養士・2児のママ。
それなりに順調に来ていたと思っていた矢先、仕事・育児・プライベートに頑張りすぎて2019年に適応障害を発症。
退職後は完全在宅WEBライター・ディレクターとして生計を立てられるようになるが、栄養士業務への未練が立ち切れず。学校給食調理のパート勤務から現場復帰を果たす。
メンタル疾患の闘病を経て、好きな仕事だけを選んで生きるワーママ生活を発信します。

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