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WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

本記事には広告・プロモーションが含まれています。

こんにちは!ぴょん吉です!

最近よく聞く「WEBライター」という職業。働く場所を選ばず、比較的自由に働けるというイメージがあり、興味がある方や「やってみたい!」と思う方もいるのではないでしょうか?

そして、この記事を見ているあなたは「適応障害(あるいは他のメンタル的なこと)があっても、WEBライターになれるか」気になっているのでは?

そこで今回は、適応障害持ちである筆者が考えるWEBライターの良さを解説します。新たな働き方を探している方の参考になれば幸いです。

適応障害があってもWEBライターになれる?

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

結論から言うと、適応障害があってもWEBライターにはなれます

WEBライターには特定の資格が必要なく、比較的参入しやすい業種。最近は自由な働き方として注目されています。

適応障害がある方にとっては、本業にしろ副業にしろ、続けていくのは大変かもしれません。しかし、本業を続けていくのに不安がある方のリスクヘッジとしては優秀な職業といえるでしょう。

適応障害×WEBライター 実際やってみて思うこと

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

おかげさまでWEBライターを始めてから3年ほど経過し、一時期は1か月の手取りが20万程度で安定して稼げるようになったときもあります。最高で月40万程度いくときもあり、意外とできるもんだな~っと思ったものです。

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WEBライターを始める前は「家で稼げて、何となくよさそう」というだけの印象。しかし、実際に始めてみると「適応障害持ちには向いているかも?」と思ったポイントがいろいろありました。

ここでは、3つのポイントを紹介します。

①他人に邪魔されずに黙々と働ける

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

WEBライターは、自分のペースを貫いて働けるのが大きなメリットです。

適応障害になる前の私は、自分の仕事もさることながら他人の仕事のフォローもしていました。

本当はほっとけば済むのに、変に気が付いてしまうのでいつの間にか手伝うことに。そのままキャパオーバーになることもしばしばでした。

WEBの仕事は、納期やレギュレーション(記事を書くときの約束事)さえ守れば好きなように黙々と働けるので、自分のペースが一切乱れません。

いつも周りが気になって集中できない方には合っているかもしれませんね。

②「調子悪いな…」と思ったら気兼ねなく休める

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

その日の体調に合わせて働き方を好きなように調整できるのも魅力です。

適応障害を発症して4年近く。原因となった職場はとっくに退職したのですっかり元気ですが、今でもたまに気分が落ちるときがあります。

以前ほどきつくはないですが、一度心身のバランスを崩した経験ができると少し臆病になることもありますよね。

ぴょん吉
そんなときは迷わず休む!

勤務時代には無理して通っていましたが、そんな一切必要ありません。これができるのは非常に大きいです。

私はもしものときに備えて、心身ともに元気な時にしっかり記事を書き、納期に間に合うようコントロールしています。

ぴょん吉
いつでも休暇が取れるようにしておけば安心ですからね。

夏休みや年末年始の帰省など、よほど長期で休むとかでなければクライアントにいちいち連絡しなくても大丈夫です。

今までは風邪で一日休むだけでも電話口で頭を下げ、翌日出勤したら全員にまた頭を下げて回る…。変な儀式をしなくて済むので本当に気が楽です。

③職場が全てではないと気が付いた

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

WEBライターになったことで、今いる環境だけではない、全く違う働き方があることに気づけました

ぴょん吉
これが一番大きかったかもしれません。

前職で勤務していた頃は、なぜか「ここで何が何でもがんばらないと!」と思い込んでいました。

確かにお給料も良かったし、管理栄養士としてやりがいも感じていました。あのまま働き続けていれば、金銭的にもキャリア的にも何の心配もなく暮らしていけたでしょう。

でも、いったん適応障害になってしまうと途端にハードモード。それでも安定を求めてしがみついてしまい、心身の状態がどんどん落ちる悪循環になってしまいました。

紆余曲折を経てWEBライターを始めた後は、家に居ながらにしてクライアントのお役に立てたこと、稼ごうと思えばそれなりに稼げることを知り、一気に世界が広がった気がしたものです。

もちろん、この記事を読んでいるあなたが今の環境で続けられるなら続けた方が収入的にもいいでしょう。新たな環境に無理に飛び込んで心労を溜めるのもよくありません。

でも、心身を壊すまでかじりつく必要はないということは知っておくべきです。たとえWEBライターにならずとも、同じ業種で違う会社・現場に移るだけでも変わるかもしれませんよ。

適応障害持ちだと向いていないかもしれないポイント

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

逆に、適応障害(もしかしたら、ほかのメンタル疾患も)があるからこそ、WEBライターに向いていないと感じてしまうポイントもあります。

今回は3つ挙げました。

①「最初の1件」が取れなくて絶望する

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

私もそうでしたが、WEBライターになりたての頃は仕事がそう簡単には取れません。「最初の1件」が取れなくて、結構メンタルに来ました。

応募してテストライティング(試験的に1記事書いてみること)を受けてみても、そこから本契約にはなかなか至らない。

「私なんて必要とされていないんじゃないか…」

「やっぱり無謀だったのか…」

今思うと、オンラインのやり取りだけで顔が見えない上、ライターとしての経験が浅いヤツをほいほい採用しないのは当たり前なんですけどね(笑)。

ただ、実際には苦しい時期がある程度続くので、こころが回復しきれていないうちはWEBライターデビューは避けた方がよい気がします。

逆に、最初の1件が取れてきちんと完了できれば、しばらく継続といった形で仕事が確保できます。そうなると、実績がどんどん積み重なっていくので、いずれ自分から営業しなくても仕事の相談が来たりしますよ。

ちなみに、私の「最初の1件」はランサーズで獲得しました。大手のクラウドソーシングサービスですね。

今でもランサーズ経由でお仕事を管理しているクライアントもいます。もう長いこと使っていますね。興味があったらのぞいてみてください。

こんな方におすすめ

  • WEBライターの求人を見てみたい
  • 自力でクライアントを探すのは大変そう…
  • 自分だけでやり取りするのは不安…誰か間に入ってほしい!


クラウドソーシング「ランサーズ」

②こころの波がありすぎて信用が勝ち取れない

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ほかの職業にも言えることですが、あまりに波がありすぎると信用が積み上げられない可能性もあります。

原稿の納期を守ることも重要ですが、ある程度報酬が高い仕事を請け負うようになると、クライアントとミーティングを重ねて意見をすり合わせてから記事構成を作るような仕事も入ってきます。

こころに波がある状態では、ミーティング自体がうまくいかなかったり、最悪仕事や日常生活が完全にストップしてしまったりすることもありますよね。

そうすると、やはりフリーランスとして生き残るのは難しくなってきます

ある程度症状が落ち着いて、自分自身でうまくこころのご機嫌が取れるようになってからチャレンジした方がよいかもしれません。

③真面目に全部仕事を受けていたらつぶれちゃう

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

ある程度売れてきて、頑張らなくてもある程度仕事ができるようになる時期が来ます。そうすると、今度は「仕事のしすぎ」に注意が必要です。

個人的に、適応障害になってしまう人は真面目な人が多いような気がします。人から求められたら引き受けてしまうし、引き受けたからには完璧にこなそうとしてしまうような…。

無理なくWEBライターを続けるには、「仕事を選ぶ・断る」スキルも重要です。

稼ぎたいからといって、あるいはクライアントとの関係が悪化するのを恐れて依頼を全部受けているとオーバーワークになります。そうなると、せっかく軌道に乗り始めたライター業でまた適応障害になっちゃうかもしれません。

経験上、依頼を断ったからと言って即契約終了とはなりません。私も体調を見て仕事を断ったことは何度もあります。もちろん、全部断っちゃったら契約解除になるかもしれませんけど…。

断っても許されるには、普段から誠意を持って仕事をしておく必要があります。

  • 納期は絶対に守る
  • メールやチャットの返事は半日以内に返す
  • 自己判断で進めず、細かいことでもきちんと相談・確認する
  • 「いつもありがとうございます」「ご対応いただき、ありがとうございます」の言葉を忘れない
  • 不在の日(遊びに行く日も含めて)はできるだけ早めに通達しておく

などなど。顔が見えないクライアントとの関係性を良好にするため、いろいろと努力しています。上記をやった上で、仕事量をコントロールしているわけですね。

ただ、そこまでに至るには半年~1年以上はかかるかも。根気が必要な点に関しては否定できません。

いずれも回復してくれば解決できる問題

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

「向いていないかもしれないポイント」として3つ挙げましたが、いずれも適応障害の症状がある程度回復していれば特に問題にはならないでしょう。

①②に関しては特にそうですね。

③については、適応障害を経験したからこそ、新しい働き方の基準を自分なりに作るきっかけになるのではないかと思います。

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まぁ、文章を書いたり、しっかり調べて正しい情報だけを分かりやすく書いたりといった、基本的な素質がないと難しいかもしれませんけども…。適応障害うんぬんはほっといて。

「ここまで書いてなんだよっ!」ってことを書いてしまった(笑)。すみません。

それもこれも経験だと思いますので、興味があるならやってみてもいいと思います。ただし、自分のこころの状態を見極めた上で、ですね。

すぐに稼げるってことはまずないですし、ライターの数も多いので気長にチャレンジを続けるつもりでいた方がよいかと思います。

今は学校給食のパートと掛け持ち中

WEBライターは適応障害持ちに合ってる?元患者&現役ライターが解説

2024年現在はWEBライター専業ではなく、平日の昼間は学校給食のパートで9時~15時で働いています。

WEBライターはパートが終わった後の1時間くらい+土日祝日で続け、ライターだけで月5~10万くらいを安定させている状態。パートと合わせればそれなりの収入になりますね。

わざわざパートとして外で働くことを決めたのは、以下の理由です。

  • 適応障害がほぼ完治して、家にこもりっきりの生活に飽きてきた
  • やっぱり給食関連の仕事(特に現場)が好き
  • ライターとしてメインで契約していた会社が倒産した(笑)

最後の項目はフリーランスの不安定さを物語ってますね…。

イマドキ安定して末永く働ける企業は少ないのかもしれません。特にベンチャー企業で生き残れるのは一握りでしょうから。

結果として、ライターとしては長いお付き合いである程度自由がきく&単価がよいクライアントだけを残しているので、ストレスフリーに働けています。お金も必要な分は稼げているので、今がベストは働き方ですね。

適応障害を経験したからこその選択で、今となっては「病気になって分かったことが多くて良かった!」と思うくらいです。

まとめ

私にとって、働き方の新たな可能性を示してくれたのがWEBライターという仕事でした。

パートとして外で働くこともできるようになったのも、WEBライターとしての仕事が自分にとって新鮮な世界を見せてくれたからだと思います。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。今後も【適応障害×WEBライター】の記事を少しずつ書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

ぴょん吉
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
  • この記事を書いた人

ぴょん吉

管理栄養士・2児のママ。
それなりに順調に来ていたと思っていた矢先、仕事・育児・プライベートに頑張りすぎて2019年に適応障害を発症。
退職後は完全在宅WEBライター・ディレクターとして生計を立てられるようになるが、栄養士業務への未練が断ち切れず。学校給食調理のパート勤務から現場復帰を果たす。
メンタル疾患の闘病を経て、好きな仕事だけを選んで生きるワーママ生活を発信します。

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